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パソコン画面が左にずれる!?

事例 2008.11.XX
38歳 女性 新規

前眼鏡(常用)
R(1.2)S-5.00 BV=1.2
L(1.2)S-5.25 OCD=60

NOTE:
眼鏡の新調のためご来店。今の眼鏡の見え方をお聞きすると、遠くに不安を時々感じるとのこと。その遠見の不安は距離感がつかみ難くなったことと、時々ぼやけを感じる。普通免許。またパソコン作業を続けて時間が経つと画面が左にずれる?ような時がある。

<<屈折>>
R(1.2)S-5.25   dominant
L(1.2)S-5.50    PD60mm

各眼倒乱視傾向は有りますが-0.25未満で値としては記入せず。

<<両眼視機能測定>>
Von Graefe法による眼位
遠見  4.0BI   垂直φ
近見  8.0BI   垂直φ
AC/A 4.4
単眼ラグ R.L=0.75
調節近点R16cm  L17cm
輻輳近点 15cm(Break)

水平融像幅
遠見虚性x/11/3
    実性x/2/-1
近見虚性x/10/9
    実性x/2/-4 
[.N.PRA-rec]N=2.25 P=1.75

A/B

他の記述は略

equipment:TEST-FRAME547simple-LO
               VISIONTESTER-D改(KAI)
             ツインチャート
         チャートプロジェクターCP-30
         オリジナル近用チャート

10300070 073100562 11170128

NOTE:
ベーシックな外斜を示しているデータでしょう。(normal.low)
気になるのはやや低いLAGと相対調節力の回復点になります。
後者からadd0.25を念頭におこうと思いました。

現眼鏡ではやや低い調節性輻輳の刺激と、弱い輻輳力により、融像を持続することが出来ず、時間が経つにつれ感覚性融像が破れてしまっていたと推測可能です。よってPC作業中、優位眼である右眼像が左にずれていったというこの方のコメントは、裏付けあるものと納得出来ました。

しかしadd0.25を念頭においていることから、安易に調節性輻輳の刺激を得る度上げは消極的にならざるを得ません。

ここは水平眼位補正で輻輳力を補う方向がベターだと思われます。

補正量は2.0BINという事はすぐに出てきますが、S度を弱いものにしてしまうとより多くの水平補正量を必要とします。0.25を加味し、最初にadd0.25分をあらかじめ追加補正して2.5BINを試しましたが、この少ない後付け0.5Pに違和感があり、2.0の方が全く違和感が無いとのことでした。

<<仕上げ度数>>
R(1.2)S-5.00  1.0BIN  Bv1.2
L(1.2)S-5.25  1.0BIN  SCD60mm

「仕上げ度数」では輻輳近点も10cm以下とかなり近づきました。余力を残せるワケです。奥行き感は良好であり、PC画面にも複視感は無いとのことですが、感覚性融像の喚起のみに目的をおいた補正値なので、疲れ果てた時などは^^;たまに水平系のダブリが出ることをご案内する。近視度数は現眼鏡と同じですが、両眼視による距離感がつかみやすいため見切りにも余裕が出て、車の運転にも不安が少なくなると考えられます。また眼位補正により中心堝融像を助けるため、今までより視力的にアップした印象をおっしゃっていましたが、現眼鏡と同じ1.2です。同じ1.2でもクウォリティーがアップし、よく見える印象になります。それをオーディオでたとえるなら、ボリュームは同じだけれども音質を向上させたため解像度・情報量が上がった感じに近いです。

フレームはTHEO(テオ)sheaffer(\43,050フレーム価格)。きりっとした目尻がクレバーな印象を醸し出します。

Sheaffer

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