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2010年9月30日 (木)

VORとOKR

気になった事があったので、書いておきます。

板書書き写しなどの困難に対して、「前庭動眼反射(VOR)の反応が良くない(からと考えて)。、(追従性、跳躍性などの任意性の)眼球運動をとりいれる」というような記述が目に入りました。

そもそも、前庭動眼反射は、前庭器官からの頭位情報が刺激となって起こる反射です。即ち頭が動いていることそのものが、刺激になっているわけです。ですから目をつむっていても前庭動眼反射は働きます。

もう一つ「視運動性眼球運動(OKR)」は、視物を固視し、頭が動いていない状態で、体が移動している時、その視物を眼球が追尾するので、これは目でとらえた光の情報そのものが刺激なのです。

このVORとOKRで構成されるのが、体が動いている時の像のぶれ防止作用である「代償的眼球運動」となります。

従って、、「前庭動眼反射が良くない」ということで、そのためのトレーニングに、対座して、いくら任意性の眼球運動をやっても、意味がありません。

そのあたりは、Behavioral OPTOMETRYおよびBehavioral OPTOMETRISTが、なぜ粗大運動を重視しているのかというところに解があると思います。

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